
骨盤のゆがみはインナーマッスルを鍛えると矯正できる
「骨盤矯正」という言葉を最近よく耳にするようになりました。これはお腹周りや下半身のスタイル維持をしていくためや、冷え性の改善のためにとても有効なことであり、注目を浴びています。しかし、年齢を重ねるごとに、腹部にある骨盤底筋と呼ばれるインナーマッスルが衰えてくることによって、支えられていた骨盤が開いてきてしまったり、骨盤のゆがみが生じてしまったりというトラブルが起こります。具体的にどのようなトラブルが起こるのかというと、骨盤のゆがみが起こるために、骨盤が全体的にぐっと下に下がってしまいます。そうすると、内臓を支えていた骨盤が下がってしまっている状態なので、内臓の位置も下がってきてしまいます。それが、下っ腹のぽっこりお腹の原因です。この状態は、内臓全体が下に詰まっている状態になるので、通常よりも内蔵機能が低下してしまいます。うまく機能しないために、消化不良や、便秘などを引き起こしてしまうため悪循環に陥りやすいです。また、この内臓が下がってしまう現象は下半身にも影響します。内臓が下がることによって、足の付け根の部分が圧迫され、血液が十分に足先のほうまで行き渡りにくくなってしまいます。これが冷え性のトラブルの一因だとも言われています。ダイエットをしようとしたとき、冷えている部分は脂肪が分解されにくいため痩せにくいです。よく、ダイエットをすると胸から痩せていくと言われるのは、胸の部分はいつも温かいからです。胸の部分と足を触り比べてみると体温差は歴然ですよね?下半身痩せを試みても、なかなか結果が出ない人の大半は、この冷えがあるからといわれています。
このように、骨盤のゆがみはスタイル維持、内蔵機能を正常に保つことに密接に関わっており、積極的に矯正していくことが推奨されています。骨盤のゆがみを正していくことで、足先の冷えが解消され痩せやすい環境を整えることができる、下がった内臓が元の位置に戻ることで足が長くなる(もともとの長さに戻る)、ぽっこりお腹の解消など良いことばかりです。矯正していくためには、先に述べたインナーマッスルを鍛えることが大切です。最近では、スポーツジムやエステサロン、整体サロンなどでもインナーマッスルを鍛えていくコースがあるくらい、注目されています。もちろん、普段の生活の中でも、ついつい乱れがちな姿勢を常に意識して正すようにしたりと、こつこつ気をつけていくことが大切です。